VWの排ガス不正ソフトで浮かんだ妄想

スポンサーリンク
FXの自動売買ソフトとカーブフィッティング

FXのエキスパートアドバイザーで、FXの自動売買ソフトを作るときは、必ず過去データを使ってソフトウェアの評価を行う。
過去のデータで取引して儲からないソフトを、顧客に見せても説得力はないから。
過去のデータであっても儲かっていると、買う方はこれから先も儲かるのではないかという期待を持つことになる。

この時に問題になるのがカーブフィッティングだ。

過去のデータはわかっているのだから、儲かるように作るのは簡単だ。

期間中に大暴落が有れば、その時だけトレードをしないようにプログラムを仕組めばよい。

MetaTraderを使えば、最大の利益を生むようなパラメータの組合せを簡単に求めることができる。

そうやって最適なパラメータを決めたトレードソフトで、儲けることができるかといえば、否だ。

これで儲けることができたら、みんなが大金持ちになっているはずだが、そんなことはない。

これでふと思ったのは、排ガス検査は出題される問題が事前に分かっている検査という事だ。

という事は、FXの自動売買ソフトのように、「カーブフィッティングができるのでは?」という疑問がわいてきた。

排ガス検査は出題問題が事前にわかっているテスト

VWの不正ソフトが問題なのは、テスト走行と通常走行で使うソフトを使い分けていたことだ。
法律ではこれを禁止している。
では、使うソフトウェアが1つだけなら問題がないのだろうか?

ソフトウェア開発の立場だとどういう開発をするだろうか考えてみた。

エンジン性能、燃料消費量、排気ガス量などを評価項目にしたとして、全速度領域で同じ制御をするだろうか。

この3つの評価項目が、設計値に入るように、エンジンコントロール、排ガス後処理などを行うパラメータを、速度や加速条件に応じて変化させるはずだ。

例えば、テスト項目にある速度領域では、排気ガス量を優先してパラメータを決めようなんてことは、ごく普通に考えそうな気がする。

排気ガス試験のテスト項目が分からないので、実際にやれるかどうかは分からない。

1980年ころの排気ガス規制対策は、エンジン構造や排気ガスの後処理などハードウェアで対処するのが主流で、ソフトウェアはわき役だったと思う。

その時代からCPUの性能が格段に進歩して、ハードウェアよりソフトウェアできめ細かな処理をする時代になっているからこそ、こんな妄想も浮かんでくる。

排ガス検査時と路上走行データが違い過ぎ

VWディーゼル車の排ガス問題 | VWだけ?で転載したように、現状のディーゼル乗用車の路上でのNOx排出量は、排ガス検査時と比べて非常に多い。

路上でのNOx排気テストをした15車種中で、今の規格より古いEuro5でさえクリアしているのは1車種という現実。

基準の5倍以上の車種が複数ある。

今の規格は、テストをパスすればよくて、路上の排気については問われない。
とはいえ、「違い過ぎでしょう、何かやってるんじゃないの」と思うのは思い過ごしでしょうか。