錦織圭はトマス・ベルッチとの2回戦を、7-5 6-4 6-4のストレートで勝ちました。
コイントスに勝った錦織圭がレシーブを選択、第1セットはトマス・ベルッチのサービスで始まりました。
両者サービスをキープしたまま5-5でむかえたベルッチのサービスを、錦織がこのセット最初に
ブレークし、6-5としました。
錦織が次のサービスをキープして、このセットは7-5で錦織がとりました。
このセットは、ラリーの打ち合いでは錦織に分があり、安心してみていられる試合でした。
第2セットは、早々と錦織が2ブレークして5-2になり、楽勝かという雰囲気でしたが、そのあとベルッチがブレークして5-4まで追いすがりました。
最後は錦織がサービスをキープして6-4でこのセットを取り、セットカウントを2-0にしました。
第3セットも、第2セットと同様の展開で、早々と錦織が2ブレークして5-2になったところでブレークされて、また5-4にされ、次のサービスをキープしてマッチオーバーになりました。
第3セット5-2の後の休憩で、錦織は手の親指を気にして「何か」をバッグの中にないか探していました。結局、忘れてきたらしく探し物は見つからず、試合に入りました。
2ゲーム落とした後の休憩で、ドクターを呼び親指にテープを巻いてもらっていました。
治療の後は、元気にコートへ入り、サービスをキープして試合は終わりました。
ベルッチがクレーコートを得意にしているだけに、クレーコートらしいストローク戦が随所に見られました。
錦織がベルッチをストロークで左右に振り回しても、ベルッチはフットワークよくついていき、錦織の甘いボールを攻撃してポイントを上げていました。
途中から錦織はストローク戦の戦法を変えてきました。
ベルッチは左右に振られたときに、コートのセンターに戻る動きが早いので、同じコースをついて、エースを奪ったり、態勢を崩した後にコースを変えてポイントをあげていました。
ベリッチはストロークで左右に振られたときに力を発揮するプレーヤーのようです。
ストロークのコースが読みにくい錦織は、いやな相手ではなかったでしょうか。
試合は終始、太陽が照りつける中、しかも無風状態でかなりの暑さではなかったかと思います。
3回戦の相手は、ベンヤミン・ベッカー(ドイツ)です。
ベッカーは、この日の第6コートの第1試合でルベン ベメルマンス(ベルギー)とフルセットを戦い、逆転で3回戦進出を決めました。