「アマチュアは賞金ゼロ」というアマチュアゴルフの規則が来年1月1日から変更となります。
ゴルフの総本山「R&A」(全英ゴルフ協会)が発表によると、
事前に手続きを行えば、アマチュアは出場したツアーで獲得した賞金をチャリティー活動に充てることが可能になりました。
日本ゴルフ協会(JGA)では「現時点でこれをどう運用するのか、発表できる段階にない」としているが、来シーズンから日本でも新ルールが適用される。
14日に都内で行われたJGAナショナルチーム慰労会に出席したアマチュアの勝みなみ(17=鹿児島高2年)は「チャリティーはいいことだけど、プロは賞金を稼ぎに来ているので、それを私が寄付するというのはちょっと…」と困惑気味。
これには今季の国内ツアーで活躍した新垣比菜(16=沖縄・興南高2年)もうなずいた。
例えば、勝が優勝した昨年の「KKT杯バンテリンレディス」では、2位のイ・ボミ(27=韓国)が優勝賞金1800万円を獲得。
3位以下の選手も実際より1つ上の順位の賞金を手にした。
新ルールにより賞金がチャリティーに回れば、プロ選手の稼ぎが減る。これまでとは違い、プロから賞金をかけて争うライバルとして扱われることに、少なからず不安を感じているのだろう。
男女を通じて国内ツアー開幕戦となる「ダイキンオーキッドレディス」(来年3月、沖縄)には新垣ら多くのアマが参戦予定。新規則により、会場の雰囲気が一変するかもしれない。
税金はどうなるんでしょうか?
税金控除対象の団体に寄付をした時の税金控除額
1.その年に支出した特定寄附金の額の合計額
2.その年の総所得金額等の40%相当額
両者のいずれか低い金額-2千円=寄附金控除額
勝みなみが優勝した時の賞金が、1,800万円
高校生の勝みなみは、他に所得がないとして、
1. 1800万円
2. 1800万円の40% =720万円
控除額が少ない方は、720万円なので、課税対象の金額は
1800万円-(720万円-0.2万円)=1080万2千円 になる。
この計算が正しければ、税金のために余分なお金を払うことになります。
これでは、だれも賞金受取り手続きをしないでしょうね。
税の仕組みは、国によって違うので、「R&A」が決めた通りにはいかないようです。
2016日本女子オープンは、アマチュアの畑岡奈紗さんが優勝しました。
当然、賞金は受け取らないでしょう。
でも、10日の週には、プロ宣言をするそうです。
いよいよ、アマからプロへ、新しい生活が始まるんですね。