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箱根山は、噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)が続いていますが、18日に大涌谷のお土産業者、箱根ジオミュージアムの職員、箱根温泉供給や箱根ロープウェイの作業員の人たちが、点検や清掃のために、立ち入り規制区域に入ったそうですが、その後の箱根山の地震活動はどのような状況でしょうか。
神奈川県温泉地学研究所のホームページで発表している箱根の地震発生回数のデータをグラフにしてみました。
5月22日現在で、過去1か月間の地震発生回数の累積が4000回を超えたのがわかります。
4月26日に102回の地震が発生してから活動が活発化して、地震発生数の増加と減少を繰り返しながら、そのピークを増やしていました。
5月15日に1日で最多の500回発生してからは、数を減らしてきています。
嵐の前の静けさなのか、このまま小康状態が続くのか気になりますが、「今までの例から考えて、すぐ収まりそうにない。2~4カ月続くのではないか」というのが専門家の見解です。
先行きが心配な中、避難指示が出ている大涌谷からは約3キロ離れている箱根町の芦之湯温泉が、21日に「国民保養温泉地」に新たに指定されました。
この指定により、芦之湯温泉は、周辺の自然と調和しつつ地域の歴史・文化を活用し、保養・休養の場として来訪者にとって、より魅力のある温泉地を目指していくことになるそうです。