夜眠れない不眠症は、自律神経失調症の症状にはとても多い症状です。
副交感神経の機能が低下するので、眠るのが難しくなります。
また昼夜逆転といって、昼に眠たくなって、夜は目がさえて、眠れないようなことも起きます。
一口に不眠症といっても、
- 眠るまでに時間がかかる、
- 眠れるんだけど夜中の中途半端な時間に目が覚めていまう
- 朝すごく早くおきてしまう。例えば4時とか5時とかに自然と目が覚めてしまう
といってようにいろいろな症状があります。
これらの症状のある人は、自律神経のバランスがくずれて、交感神経の働きが強いために不眠症になっている可能性が高いです。
ですから、交感神経が高まっている状態をなおさないと、不眠症を改善するのは難しいです。
不眠症を改善するためには、交感神経の興奮を抑えなければいけないので、昼間の行動を考え直さないといません。
例えば、
- 昼間に興奮しすぎない
- カフェインを取らない
- 寝る準備を意識的にする
ことが不眠症対策になります。
昼間に興奮しすぎないためには、
- 仕事に集中しすぎない
- 運動をし過ぎない
- ストレスを感じるようなことをしない
- 普段から、感情の起伏を大きくするようなことを避ける、
格闘技、スポーツ観戦も気持ちが集中しすぎないように気を付けると良いです。
カフェインは、心と体が興奮して、不眠症が改善するのを妨げます。
寝る準備を早めにするのも不眠症に効果的です。
不眠症人は、体が寝る準備をするための交感神経の興奮を抑えるのに、すごく時間がかかります。
普通の方が布団に入って30分もすれば眠たくなるのに、不眠症のひとで「入眠困難症」のひとだと、「2時間も3時間も眠れないことになります。
結局、布団に入る前に、時間をかけて交感神経を鎮めてやる必要があります。
たとえば、寝る3時間前からはテレビ、パソコンは禁止です。
寝る3時間前から電気を暗くする、お風呂にゆっくり入って、身体おリラックスさせることがお勧めです。
まとめると次のようになります。
- 眠る時間の3時間前からテレビは見ない。
- 部屋の照明は暗めにする。
- ぬるめのお湯にお風呂はゆっくりと入る。
- お風呂から出たあとで、軽めのストレッチをする。
わかっちゃいるけど、「これを全部するのはねぇ」と感じる方は多いと思います。
そんな時に、気持ちをリラックスさせてくる何かが有ればと思うのは人情です。
「自分の力だけで交感神経を抑えるのは、ちょっとなぁ」という方は、