箱根の地震活動のニュースが見られなくなりましたが、実際はどうなんでしょうか?
箱根に行く予定がある、箱根に行きたい、箱根の温泉に入りたい、けれど噴火の影響はどうなっているんだと思っている人は多いようです。
6月16日から大涌谷の近くの姥子にある会社の保養所に1泊してきました。
滞在中、地震を感じたことは1度もありませんでした。
大涌谷から引いている温泉は、白かった濁り湯が赤い色になっていました。
温泉に入った後、ビールをテラスで飲んでいると爽やかな空気がとても気持ちよく感じられました。
この時期、素晴らしい気候の箱根ですが、平日とはいえ実に閑散としていました。
箱根神社では、目立った観光客は中国語を話す団体客のグループが、観光バス2台出来ているくらいでした。
駐車場も、車を止めるのに何の苦労もしないくらい空いていました。
表は神奈川県温泉地学研究所で観測した4月23日から6月16日までの地震の回数です。
表からもわかるように、5月31日に233回の地震回数を観測してから、6月に入って2週間、地震回数は大きく増えることなく、落ち着いてきています。
とはいっても、4月26日以前は、地震は全然観測されない日や、有っても1日に1,2回という日が続いていました。
それに比べると、注意は必要な状況と思いますが、立ち入り規制は大涌谷周辺のごく一部です。
温泉も影響が出ているのは、一部の地域で、そのほかの地域は通常と変わりません。
交通規制も大涌谷へ行くところだけです。
姥子にある保養所へも、芦ノ湖から大涌谷方面へ行く735号線を進んで、ロープウェイの姥子駅へ行く交差点を左折していきました。
帰りに海老名SAに立ち寄ったところ、駐車スペースを見つけるのが大変なくらい込み合っていました。
平日でも大勢の人が動いているみたいですが、みなさん箱根は敬遠しているようです。
静かな箱根を楽しみたい向きには、またとない機会だと思います。